
千葉市美浜区を拠点に、障害のある方の「本当に叶えたい暮らし」に寄り添う「相談支援事業」を展開する「ぷらっとほーむ」。
代表の石野誠さんは、約20年にわたり福祉の現場で相談支援に携わってきた経験をもとに、現在は独立され、相談支援専門の事業所を立ち上げました。
「相談支援」とは希望の生活を叶えるための"総動員型コーディネート"
ぷらっとほーむが行うのは、単なるサービス紹介ではなく、障害のある方が「自分の希望する生活」を実現するための伴走支援です。
「私たち相談員は、ヘルパーや施設だけでなく、医療・地域ボランティア・自治体など、あらゆる社会資源を総動員して、その方に最適な支援を中立的にコーディネートする専門家です」と石野さん。
あらゆる選択肢の中から最良の組み合わせを探すことが、ぷらっとほーむの支援の核となっています。
「難しい」と言われた一人暮らしを実現 希望の生活を叶える支援の力

印象的な事例のひとつに、視覚障害のある方との出会いがあります。
グループホームでの生活が合わず、自宅での一人暮らしを望んでいたその方に対し、周囲は「難しい」と口を揃えました。
しかし石野さんは、在宅介護・地域ボランティア・生活支援など、複数の制度と人の力を組み合わせることで、自宅での生活を実現。
その方が「周囲を一切気にすることなく、好きな音楽を好きなだけ聴ける暮らし」を取り戻すことができました。
まさに「総動員型の支援」だからこそ成し得たことだと言います。
「制度の枠にとらわれず、本人の希望の生活を実現する。それが私たち相談員の使命です。」
次世代を育て、地域に相談員を増やすために…
長年の現場経験を通じて感じたのは、深刻な相談員不足。
「本来は支援につながるべき方が、相談員が足りないことでセルフプランを選ばざるを得ないケースが多くあります。
この現状を止めたいという思いで、法人を立ち上げました。」
現在、石野さんは千葉県の相談支援専門員の養成研修にも携わり、次世代の相談員育成にも尽力。
「相談員を増やし、地域に支援の循環をつくること」
ぷらっとほーむ設立の大きな目的の一つです。
「地域とともに…」ショッピングセンター内の事務所に込めた想い
ぷらっとほーむの事務所は、美浜区のショッピングセンター内にあります。
「買い物のついでに立ち寄れる場所にしたかったんです」
と石野さん。
そこには、もう一つの願いもあります。
「障害のある方も、そうでない方も、同じ地域で自然に暮らす。
そんな共生社会を当たり前にしたい。
あそこに相談できると気軽に思ってもらえる存在であり続けたいと思っています。」
お問い合わせ
合同会社ぷらっとほーむ
代表社員 石野 誠
TEL:043-400-3201
メール:soudan@cs-plathome.com
*お電話相談の際、『市民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。