パンコンプレと言う全粒粉パン。
先日鳥越製粉からサンプルの粉が届いた。
と言っても既に1ヶ月過ぎている。
これがいつものムラタパンのルーティンになってしまっている。
サンプルが届いて直ぐに試作すれば良いものを。
中々せずに、
横目でチラチラと目配せをしながら
営業の方が言っていた言葉を反芻する。
よし作ろうと重い腰を浮かして
いざルヴァンを継ぎ始めると色んな経験が目まぐるしくフラッシュバックする。
全粒粉のパンと言うのは、需要がある所ではしっかりとある。
でも需要が無いところでは陳列棚の片隅に追いやられてしまうパンだ。
このパンを選ぶのには何らかの理由があって選ぶ方が多い気がする。
よく言われるのは、
血糖値の上昇を緩やかにする。とか
腹持ちを良くする。とか
食物繊維をとる。とか
健康的に良さそう。とか
玄米と同じ感覚で、全粒粉パンのビタミンB群の摂取に気を遣っている。とかだと思うのだけれども。
やはり商売をしている以上売れる量と言うのが視野に入ってくる。
そもそもになるのだが、
パンコンプレの製造量が白いパンに比べて少なくなる傾向はどこからやってくるのか。
それは食べやすさだ。
どうしても硬いイメージがついて来てしまうし食べ慣れていない。
でもだ、一旦パンコンプレの魅力に気付いてしまうともう後戻りは出来ないのだ。
例えばムラタが朝食に食パンのトーストを2枚焼いて食べたとしよう。
60分後にはもう2枚食べている。
そうだ。
ムラタの休日は状況が整ってしまうと、
4枚切りの食パンを4枚食べてしまうのだ。
もう快楽としか言いようがない。
科学的に言うと、集中力や、眠気など、色々と弊害もあるらしいのだが。
ムラタの体は食パン1斤位では集中力もきれないし、眠気も来ないと勘違いしている。
でもだ。
パンコンプレを食べると、これはムラタの脳内のプラセボ効果に近いものだと思うのだが、ちょい分厚めスライス2カットで充分感を得る事ができる。
今回もこの試作のパンをついさっきトーストして食べたところだ。
全粒粉パンをトーストして、蜂蜜をドバーッとかけて
サクッと食べる。
もう健康的なのか不健康的なのかわからない食べ方だけど
これだけSNS用の文章を書けると言う事は集中力は途切れていないようだ。
そこでこの試作のパンを食べながら思ったことだ。
確かに食感も味も、歯切れの良さもパンコンプレだ。
でもしっとり感が違う。
トーストして食べたので、サクッと歯が入るのはわかるのだけど
しっとり感が強めなのだ。
これは、この粉の製粉粒度が細かい事に起因するのだろう。
っと言うか、そんな事を営業の方が言っていたような気がする。
しかもだ、国産の『さちかおり』が原料らしい。
ムラタパンが、バゲット生地にメインで使っている『さちかおり』さんだ。
昔の投稿にも書いたと思うのだが、旨味をがっしりと感じさせてくれる
あの『さちかおり』さんだ。
今回の朝食では、蜂蜜をドバーッとかけて食べてしまったので、
旨味とかさっぱりわからなくなってしまったけど、
昨日厨房で食べた時には、確かに噛み締める旨さ(美味さ)を感じた。
そして、この粉の粒度が細かいおかげで、
フランス時代に入れていた吸水量よりか16%も多く入ってしまった。
吸水を増やせばいいと言う考え方はムラタは持っていないのだが、
こんなに入るのかーと言う驚きはあった。
パンのボリュームが小さくなる傾向のある全粒粉パンにとっては朗報である。
かなりざっくりとした事を言うと
250gの全粒粉パンの生地が原価38円だとすると
これを270gに増やしたとしても原価38円で変わりないと言うことだ。
要するにこうだ。
原価をほぼ変えず、
『質量』を増やして販売する事ができるのだ。
パンコンプレは小さくて重たいパン。
このマイナスっぽいイメージの一部分をちょっぴりテコ入れできるのだ。
次に考えたいのが、膨らみだ。
元々、膨らみが良くないパンと言うのがイメージだ。
まさにそのイメージ通りなのだけれども
これだけ吸水を増やしても
しっかりとした
『体積』を出せるのには驚いた。
質量と体積
これはお客様が手に取る前に見る第一関門だ。
ムラタパンのような下町のパン屋にとっては
ボリュームというのははっきり言って『大事』なのだ。
ムラタパンは芦屋のパン屋でもなければ、港区でもないし、渋谷区でも世田谷でもない。
こんな事を大っぴらに言ってしまうのは、
もうどこかで吹っ切れてしまっているからなのだろうけれども。
下町のパン屋である。
体に合うパンを求めて、毎日食べるパンに体積と質量を求めてしまうのは
コスパが良くないと継続できないと考えてしまうからだ。
いくら体にいいと言っても、
毎日のパンがぶっ飛んだ金額だと、特定の方々にしか食していただけないことになる。
これはムラタパンの立ち位置的にはちょっと違う気がする
だから、体積と質量に関しては目をギラギラさせている。
結論を言おう。
多分何らかの形でこのパンコンプレを販売することにしようと思っている。
でもいきなり飛ぶように製造量を増やす事にはならないと言うのが現実だ。
でもいつ来ても買えるようにはしたいと思っている🥰
先日鳥越製粉からサンプルの粉が届いた。
と言っても既に1ヶ月過ぎている。
これがいつものムラタパンのルーティンになってしまっている。
サンプルが届いて直ぐに試作すれば良いものを。
中々せずに、
横目でチラチラと目配せをしながら
営業の方が言っていた言葉を反芻する。
よし作ろうと重い腰を浮かして
いざルヴァンを継ぎ始めると色んな経験が目まぐるしくフラッシュバックする。
全粒粉のパンと言うのは、需要がある所ではしっかりとある。
でも需要が無いところでは陳列棚の片隅に追いやられてしまうパンだ。
このパンを選ぶのには何らかの理由があって選ぶ方が多い気がする。
よく言われるのは、
血糖値の上昇を緩やかにする。とか
腹持ちを良くする。とか
食物繊維をとる。とか
健康的に良さそう。とか
玄米と同じ感覚で、全粒粉パンのビタミンB群の摂取に気を遣っている。とかだと思うのだけれども。
やはり商売をしている以上売れる量と言うのが視野に入ってくる。
そもそもになるのだが、
パンコンプレの製造量が白いパンに比べて少なくなる傾向はどこからやってくるのか。
それは食べやすさだ。
どうしても硬いイメージがついて来てしまうし食べ慣れていない。
でもだ、一旦パンコンプレの魅力に気付いてしまうともう後戻りは出来ないのだ。
例えばムラタが朝食に食パンのトーストを2枚焼いて食べたとしよう。
60分後にはもう2枚食べている。
そうだ。
ムラタの休日は状況が整ってしまうと、
4枚切りの食パンを4枚食べてしまうのだ。
もう快楽としか言いようがない。
科学的に言うと、集中力や、眠気など、色々と弊害もあるらしいのだが。
ムラタの体は食パン1斤位では集中力もきれないし、眠気も来ないと勘違いしている。
でもだ。
パンコンプレを食べると、これはムラタの脳内のプラセボ効果に近いものだと思うのだが、ちょい分厚めスライス2カットで充分感を得る事ができる。
今回もこの試作のパンをついさっきトーストして食べたところだ。
全粒粉パンをトーストして、蜂蜜をドバーッとかけて
サクッと食べる。
もう健康的なのか不健康的なのかわからない食べ方だけど
これだけSNS用の文章を書けると言う事は集中力は途切れていないようだ。
そこでこの試作のパンを食べながら思ったことだ。
確かに食感も味も、歯切れの良さもパンコンプレだ。
でもしっとり感が違う。
トーストして食べたので、サクッと歯が入るのはわかるのだけど
しっとり感が強めなのだ。
これは、この粉の製粉粒度が細かい事に起因するのだろう。
っと言うか、そんな事を営業の方が言っていたような気がする。
しかもだ、国産の『さちかおり』が原料らしい。
ムラタパンが、バゲット生地にメインで使っている『さちかおり』さんだ。
昔の投稿にも書いたと思うのだが、旨味をがっしりと感じさせてくれる
あの『さちかおり』さんだ。
今回の朝食では、蜂蜜をドバーッとかけて食べてしまったので、
旨味とかさっぱりわからなくなってしまったけど、
昨日厨房で食べた時には、確かに噛み締める旨さ(美味さ)を感じた。
そして、この粉の粒度が細かいおかげで、
フランス時代に入れていた吸水量よりか16%も多く入ってしまった。
吸水を増やせばいいと言う考え方はムラタは持っていないのだが、
こんなに入るのかーと言う驚きはあった。
パンのボリュームが小さくなる傾向のある全粒粉パンにとっては朗報である。
かなりざっくりとした事を言うと
250gの全粒粉パンの生地が原価38円だとすると
これを270gに増やしたとしても原価38円で変わりないと言うことだ。
要するにこうだ。
原価をほぼ変えず、
『質量』を増やして販売する事ができるのだ。
パンコンプレは小さくて重たいパン。
このマイナスっぽいイメージの一部分をちょっぴりテコ入れできるのだ。
次に考えたいのが、膨らみだ。
元々、膨らみが良くないパンと言うのがイメージだ。
まさにそのイメージ通りなのだけれども
これだけ吸水を増やしても
しっかりとした
『体積』を出せるのには驚いた。
質量と体積
これはお客様が手に取る前に見る第一関門だ。
ムラタパンのような下町のパン屋にとっては
ボリュームというのははっきり言って『大事』なのだ。
ムラタパンは芦屋のパン屋でもなければ、港区でもないし、渋谷区でも世田谷でもない。
こんな事を大っぴらに言ってしまうのは、
もうどこかで吹っ切れてしまっているからなのだろうけれども。
下町のパン屋である。
体に合うパンを求めて、毎日食べるパンに体積と質量を求めてしまうのは
コスパが良くないと継続できないと考えてしまうからだ。
いくら体にいいと言っても、
毎日のパンがぶっ飛んだ金額だと、特定の方々にしか食していただけないことになる。
これはムラタパンの立ち位置的にはちょっと違う気がする
だから、体積と質量に関しては目をギラギラさせている。
結論を言おう。
多分何らかの形でこのパンコンプレを販売することにしようと思っている。
でもいきなり飛ぶように製造量を増やす事にはならないと言うのが現実だ。
でもいつ来ても買えるようにはしたいと思っている🥰
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('25/08/29 10:01 時点)