新年明けましておめでとうございます。
昨年を無事。。。。。
無事終えたのか。
ムラタは昨年を無事終えたのだろうか。
気がついたら2026年になっていて
年末の投稿もできないまま
この新年のご挨拶を書いている。
お写真1枚目は、義兄の吉田浩さんに描いて頂いた年賀状
毎年干支を入れてムラタパンを表現して頂いているのだが、今年は馬である。
色々なお客様に恵まれている様子を描いて頂いて、まさにこのようになりたいと思った次第です。
お写真2枚目が、12月31日15時のお写真だ。
テーブルの上に広がる40kgの須磨海苔。
ふるさと納税もあり昨年は一年を通して須磨海苔のフォカッチャを作らせて頂いた。#須磨海苔
なんでこんな状況になっているのかというと、ただ単に須磨海苔を使いたいと言う欲求で片付ける事が出来なくなったからだ。
実は、生海苔は3月頃まで収穫がある。
でもだ。
この年の瀬ギリギリに収穫し始める『新海苔』は生地に練り込む時に細かくなり薫りもよく、グルテンの繋がりを阻害しないのだ。
これは、一年を通して使ってみて気づいた事なのだが、春間近の海苔は繊維としてもしっかりとしていて、フードプロセッサーなどで切ったとしても、パン生地と生地の間の繋がりを不要に強くしてしまうのだ。
この為、海苔の風味は強く感じる事ができるのだが、生地の食感が思ったように表現出来にくかったのだ。
こんな経験を元に
新海苔を使おうと決めていた。
だから、今か今かと海苔の収穫を待っている間に、
風の強い日もあり、
漁に出る事が出来ない日も重なり、
気付いたら12月31日。
もうスタッフも地元に帰省してしまっていて人手はない。
あるのはムラタの2本の手だけだ。
もうひたすら海苔の水切りをする。
海苔はザルに置いておくだけでは水切りができない。
できると思っていたのだが
できない。
ある程度の物理的な力を加えなければ
水分をしっかりと保持したままなのだ。
想像してみてほしい。
海苔の水分を切る器具機材もないパン屋で
水分を切る方法。
おにぎりアタックだ。
もうこれしか方法が見当たらなかったのだ。
40kgの生海苔を
おにぎりを握るように
少しずつ
水切りする。
今現在片腕が千切れそうなくらい
筋肉痛である。
翌日に筋肉痛が来るのだから
まだ肉体年齢はちょっぴり若い。
だからちょっぴり嬉しい。
でも痛い。
正月なのに痛い。
もう痛いムラタでしかない。
計画性も何もない
痛いムラタとしか言いようがない。
同時進行で、年始にしか会うことの出来ない大事な友人から頼まれていたパネトーネを仕込む。
それがお写真3枚目である。
普段は厨房の機材器具が、
複数のスタッフによってフル稼働されている中で
他の製パンと同時進行で進めるのだが
今回は違う。
厨房の中で同時進行されているものは、
一昨年勉強を始めた
『夢前卵を使用したグランマカロン』の仕込みと
昨年勉強を始めた
同じく『夢前卵を使用したグランダコワーズ』
だけだ。
場所も、器具も十分に使う事ができる。
元々ホイロが一台しかないムラタパンは、温度管理が難しい厨房だ。
でも今回は丁寧に丁寧に発酵させて。
ゆっくりと状態を見ながら作る事ができた。
やっぱり手間をかけると言うのは
一つの製品に愛着を被せる事と似ている。
12月31日を終えて
なんとか母の家に辿り着き
温かいご飯をいただく。
多分一年で最も温かく感じたご飯だった。
そして今
2026年
この投稿を書きながら一通のラインが
朝早くに北野の某有名シェフから届いた。
『今年も感謝の気持ちを大切に全てにおいて全力で頑張ります』
この言葉にムラタは今胸を串刺しにされている。
状態で言えば、
パソコンの前に座って
手はキーボードへ
指先が冷たくなって感覚が少しずつなくなってきている
暖房器具のないムラタの事務部屋は凍りつくように寒く、
足が貧乏ゆすりをしている
メッセージを読んだ時
後方斜め75度の角度から、背中の中心に向かって大きな矛のようなものがブッ刺さった。
早くこの溢れんばかりの動揺を文章化しなければ。
10年パン屋を続けて、
思った事がある。
どこかで思い上がって自惚れていたのだと思う。
60歳の某有名大御所シェフが言っているのだ。
間違いない。
何歳になっても、
どれだけ有名になっても
どれだけ富も権力も身につけたとしても
感謝の気持ちを大切に持てない奴は
『朽ちていく』のだと。
何かを気付かせるために送って頂いたメッセージとしか思えない。
背中に刺さりっぱなしの
この矛のようなものを誰かどうにかしてくれと思ってもがいてみても。
この矛はなかなか微動だにしない
でもだ、この刺さりっぱなしの矛が2026年の年末までには抜けるように、今年も一年頑張る所存でございます。
年始早々、ムラタの投稿にお付き合い頂きましてありがとうございます。
ご精読ありがとうございました。
年始は1月8日より焼初めとなります。
よろしくお願いいたします。
昨年を無事。。。。。
無事終えたのか。
ムラタは昨年を無事終えたのだろうか。
気がついたら2026年になっていて
年末の投稿もできないまま
この新年のご挨拶を書いている。
お写真1枚目は、義兄の吉田浩さんに描いて頂いた年賀状
毎年干支を入れてムラタパンを表現して頂いているのだが、今年は馬である。
色々なお客様に恵まれている様子を描いて頂いて、まさにこのようになりたいと思った次第です。
お写真2枚目が、12月31日15時のお写真だ。
テーブルの上に広がる40kgの須磨海苔。
ふるさと納税もあり昨年は一年を通して須磨海苔のフォカッチャを作らせて頂いた。#須磨海苔
なんでこんな状況になっているのかというと、ただ単に須磨海苔を使いたいと言う欲求で片付ける事が出来なくなったからだ。
実は、生海苔は3月頃まで収穫がある。
でもだ。
この年の瀬ギリギリに収穫し始める『新海苔』は生地に練り込む時に細かくなり薫りもよく、グルテンの繋がりを阻害しないのだ。
これは、一年を通して使ってみて気づいた事なのだが、春間近の海苔は繊維としてもしっかりとしていて、フードプロセッサーなどで切ったとしても、パン生地と生地の間の繋がりを不要に強くしてしまうのだ。
この為、海苔の風味は強く感じる事ができるのだが、生地の食感が思ったように表現出来にくかったのだ。
こんな経験を元に
新海苔を使おうと決めていた。
だから、今か今かと海苔の収穫を待っている間に、
風の強い日もあり、
漁に出る事が出来ない日も重なり、
気付いたら12月31日。
もうスタッフも地元に帰省してしまっていて人手はない。
あるのはムラタの2本の手だけだ。
もうひたすら海苔の水切りをする。
海苔はザルに置いておくだけでは水切りができない。
できると思っていたのだが
できない。
ある程度の物理的な力を加えなければ
水分をしっかりと保持したままなのだ。
想像してみてほしい。
海苔の水分を切る器具機材もないパン屋で
水分を切る方法。
おにぎりアタックだ。
もうこれしか方法が見当たらなかったのだ。
40kgの生海苔を
おにぎりを握るように
少しずつ
水切りする。
今現在片腕が千切れそうなくらい
筋肉痛である。
翌日に筋肉痛が来るのだから
まだ肉体年齢はちょっぴり若い。
だからちょっぴり嬉しい。
でも痛い。
正月なのに痛い。
もう痛いムラタでしかない。
計画性も何もない
痛いムラタとしか言いようがない。
同時進行で、年始にしか会うことの出来ない大事な友人から頼まれていたパネトーネを仕込む。
それがお写真3枚目である。
普段は厨房の機材器具が、
複数のスタッフによってフル稼働されている中で
他の製パンと同時進行で進めるのだが
今回は違う。
厨房の中で同時進行されているものは、
一昨年勉強を始めた
『夢前卵を使用したグランマカロン』の仕込みと
昨年勉強を始めた
同じく『夢前卵を使用したグランダコワーズ』
だけだ。
場所も、器具も十分に使う事ができる。
元々ホイロが一台しかないムラタパンは、温度管理が難しい厨房だ。
でも今回は丁寧に丁寧に発酵させて。
ゆっくりと状態を見ながら作る事ができた。
やっぱり手間をかけると言うのは
一つの製品に愛着を被せる事と似ている。
12月31日を終えて
なんとか母の家に辿り着き
温かいご飯をいただく。
多分一年で最も温かく感じたご飯だった。
そして今
2026年
この投稿を書きながら一通のラインが
朝早くに北野の某有名シェフから届いた。
『今年も感謝の気持ちを大切に全てにおいて全力で頑張ります』
この言葉にムラタは今胸を串刺しにされている。
状態で言えば、
パソコンの前に座って
手はキーボードへ
指先が冷たくなって感覚が少しずつなくなってきている
暖房器具のないムラタの事務部屋は凍りつくように寒く、
足が貧乏ゆすりをしている
メッセージを読んだ時
後方斜め75度の角度から、背中の中心に向かって大きな矛のようなものがブッ刺さった。
早くこの溢れんばかりの動揺を文章化しなければ。
10年パン屋を続けて、
思った事がある。
どこかで思い上がって自惚れていたのだと思う。
60歳の某有名大御所シェフが言っているのだ。
間違いない。
何歳になっても、
どれだけ有名になっても
どれだけ富も権力も身につけたとしても
感謝の気持ちを大切に持てない奴は
『朽ちていく』のだと。
何かを気付かせるために送って頂いたメッセージとしか思えない。
背中に刺さりっぱなしの
この矛のようなものを誰かどうにかしてくれと思ってもがいてみても。
この矛はなかなか微動だにしない
でもだ、この刺さりっぱなしの矛が2026年の年末までには抜けるように、今年も一年頑張る所存でございます。
年始早々、ムラタの投稿にお付き合い頂きましてありがとうございます。
ご精読ありがとうございました。
年始は1月8日より焼初めとなります。
よろしくお願いいたします。
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('26/01/06 10:01 時点)