私たちは日々、
何気なく呼吸をしています。
息を吸い、吐くことを、
普段あらためて意識することはありません。

しかし、私たちが吸っている空気は、
窒素が約八割、
酸素が約二割という、
きわめて微妙なバランスの上に成り立っている

この割合が、
ほんのわずかでも変わってしまえば、
私たちは命を保つことができません。

私たちは自分の力で生きているのではなく、
生かされる条件が、
たまたま今、この瞬間に整っている中で、
命をいただいているのだということ。

そんな法話を聞きながら、
空気を吸っていること、
ここに座っていること、
心臓が動いていること——
その一つひとつが、
奇跡の連なりなのだと感じました。

まだまだ頼りにして頑張って欲しい方が先に逝かれるのは残念ですが、
「死」を通して、あらためて「生」を教えていただいたように思います。

今日、手を合わせ、
同じ空気を分かち合ったこの時間が、
先輩方への何よりの供養であり、
そして、これからの日々を
丁寧に生きていくための
静かな指針となりました。

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30 いいね! ('25/12/16 04:01 時点)