まちの仕事人インタビュー
お客さまの話に解決の糸口を見つける
農田慎税理士・行政書士事務所 所長 農田 慎 (のうだ しん) さん インタビュー

千葉県生まれ。大学在学中に簿記に興味を持ち、税理士になることを決意。会計事務所、税理士事務所などの勤務を経て、横須賀市に『農田慎税理士・行政書士事務所』を設立。趣味は水泳、筋トレ、マラソン。

常にお客さま目線

この仕事を始められたきっかけを教えてください。

大学の商学部で簿記を学んだときに「パズルみたいで面白い!」と、感じたことが税理士を目指すようになったきっかけです。大学卒業後は、会計事務所で働きながら税理士資格の取得を目指し、順調に合格することができました。仕事の視野を広げるため一度転職した後、税理士事務所から声を掛けていただき、再び転職。そこで6~7年働いた後、2005年に『農田慎税理士・行政書士事務所』を開所しました。以来20年に渡り、地元を中心に、多くの方のご支援を続けています。


仕事の特徴はどのような点にありますか?

常にお客さま目線で、ご要望に沿っているかを確認することを最重要視しています。そのためにも、まず大切なのは“聞くこと”ですね。現在、14人のスタッフがいますが、新規のお客さまや、新規のご要望については、必ず私がお話を聞くようにしています。業務としては法人の『決算業務』が中心ですね。ここ数年では、法人と個人を横断した『相続』のご相談も増えています。士業との連携も弊所の特徴です。弁護士、司法書士、社会保険労務士、不動産鑑定士、中小企業診断士などの士業に加え、不動産会社、銀行、証券、保険会社などとも連携しており、問題が未解決にならないように万全のサポート体制を用意しています。


お客さまの声に耳を傾ける

どんなお客さまが多いですか?

現在、法人300社個人400人のお客さまをサポートしています。法人については、建設業の会社のサポートは多めですね。会社設立だけでなく、融資のサポートや、行政書士として建設の許可登録にも携わることができるため、ワンストップで対応できることが弊所の強みとなっています。横須賀ならではの特徴としては、米軍基地や防衛相関係のお仕事や、基地関係者を対象とした不動産賃貸業の方のご相談も多いです。ちなみに最近は、障害福祉関係の事務所や、ネット通販の会社からのご相談が増えていますね。ここまでご相談が増えると、1社1社すべてを訪問する訳にはいきませんが、来社いただくことで定期的にコミュニケーションを取っています。


仕事をするうえで心掛けていることを教えてください。

とにかく“お客さまの声に耳を傾ける”ことですね。「この人は、何を言いたいのだろう?」「この人は、何を聞きたいのだろう?」と常に考えながら、どんどん話してもらうようにしています。話を聞いているなかで、問題解決への糸口が見つかることは多いですね。職場環境としては、なるべくメンバーに仕事を持たせすぎないことを意識しています。実は、開所して順調に依頼が増えていたころ、メンバーの仕事量が多すぎて、ストレスを抱えた状態で何人も辞めてしまったことがありました。その反省を活かして、現在はメンバーの成長に合わせて、仕事量を増やしていくことを心がけています。私も、趣味で水泳や筋トレ、マラソンを始めてからは、さらにストレスを感じることなく仕事をすることができていますね。これからも横須賀の方を中心に、サポートし続けます。


インタビュー後記

農田さんとのやり取りには、普段からお客さまの声に耳を傾ける姿勢を、徹底されていることが伺える。「答えはお客さまが持っている」との考えから、話を引き出すことで解決に導く税理士だ。税務に関する悩みを持っているなら、話を聞いてもらうと良いだろう。

お問い合わせ

名前:農田慎税理士・行政書士事務所

住所:神奈川県横須賀市佐原3-12-22

電話:046-835-7388

公式HP:http://nouda-kaikei.com

*ご相談の際は、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝えください。