✨本日開幕✨「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展

本展では、広島市立基町高等学校・創造表現コースの生徒たちが被爆者の証言をもとに描いた「原爆の絵」、《明日の神話》をはじめとした岡本太郎作品、80年前の戦争の記憶を起点として、現在の私たちを取り巻く様々な問題を題材に、独自の視点で表現する9組の作家の作品をご紹介します🍀常設展示室、企画展示室、ガイダンスホール等にて作品を展示・上映する特別な展覧会です💫

広島の爆心地に程近い基町高校🏫では、創造表現コースの生徒たちが被爆者から半年以上の時間をかけて話を聞きとり、その記憶を「次世代と描く原爆の絵」として描く活動を20年近く続けています。現代の高校生の手によって、被爆者が語る被爆の実体験が次世代へと受け渡されています。

 岡本太郎は30歳のときに中国の戦線に送られ、戦地で過酷な日々を経験します。復員後は、戦火で全てを失いながらも猛然と活動を再開。社会にメッセージを投げかける作品を次々と発表しました。岡本が核をテーマに挑んだ代表作《明日の神話》は、広島と長崎に落とされた原爆やビキニ環礁での水爆実験を題材としています。核の惨禍を乗り越えてなお、明日に向かって生きる人間像🍀が描き出されています。

 現代のアーティストたちもまた、戦争や原爆の記憶を、過去の出来事とするのではなく、現代に生きる私たちの問題として次の世代に向けた作品を制作しています。核の問題は、原水爆だけでなく原発事故など、現在の私たちの身近にも存在しています。戦争もまた、テロや侵略、報復という文脈で行われ、現在も様々な形をとりながら世界各地で続いています。本展が、戦争や被爆の記憶を次の世代につなげてゆくとともに、混迷を続ける世界で私たちはどのように生きるべきかを考えるきっかけとなれば幸いです🍀

会期中は、出品作家やゲストによる様々な関連イベントの開催を予定しています✨
本日は14時からは、開幕記念イベントとして、小倉桂子氏(平和のためのヒロシマ通訳者グループ代表)による特別講演と、出品作家の米谷健+ジュリア氏、蔦谷楽氏によるクロストークを開催します🌟

【本展の構成】
Ⅰ 広島市立基町高等学校・創造表現コース:「次世代と描く原爆の絵」42点(広島平和記念資料館蔵)
Ⅱ 現代アーティスト:安藤榮作、笠木絵津子、後藤靖香、小林エリカ、蔦谷楽、冨安由真、安喜万佐子、米谷健+ジュリア、李晶玉
Ⅲ 岡本太郎:《明日の神話》、《死の灰》(岡本太郎記念館蔵) 他 関連作品及び資料
 
【会期】
2025年07月19日 (土)-2025年10月19日 (日)
 
【開催概要】
会  期:2025年 7月19日(土)~10月19日(日)
開館時間:9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(7月21日、8月11日、9月15日、10月13日を除く)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)、9月24日(水)、10月15日(水)
観覧料:1,000(800)円、高・大学生・65歳以上800(640)円 ※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料

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198 いいね! ('25/07/20 16:28 時点)